軍用単眼鏡 ・TAC-M728 / 7×28m 100/100レティクル/ミル入り
- 軍用単眼鏡のミルスケール(100/100)について
- TAC-M728の耐久性
- TAC-M728の完全防水機能
- 防滴
- 原産国:日本
- アイレリーフの調整
- ミルスケールの調節
- レンズコーティング<
- TAC-M728は100%ニトロゲンガス充填の完全防水双眼鏡です。
- サイトロンのミル(ミルスケール)入り軍用単眼鏡・双眼鏡
1.軍用単眼鏡のミルスケール(100/100)について
ミルは100/100を採用。10/10より細かくミリが切られているので理論的には細かく距離や大きさを測定できますが、実際は。。。。あんまり細かいメモリは気にしないです。
10/10メモリはこちらです。
本採用されている100/100はこちらになります。
ミル・ミルスケールの計算方法はこちらです。
2.TAC-M728の耐久性
ミルスペックとは記載されていませんが、軍用スペックと言って問題ないでしょう。というか実際に軍隊で使用されているので問題ないと思います。
ボディー素材にはマグネシウムが使用されています。
あまり注目されていませんが1万円を切る価格の光学製品には通常しようされない素材です。マグネシウムはねじり方向の圧力には弱いものの、軽量で、外部からの圧力に強い素材で、一般に高級双眼鏡に使用される素材です。
3.TAC-M728の完全防水機能
規格としてはIP6相当です。なんで相当と書いているかというと明確には記載されていなくて気になったのでサイトロン社の中の人に問い合わせてみました。
IP61とは耐水形 あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない
という基準になります。
つまり、水をすげー勢いでぶっかけても大丈夫だけど、水没はダメです!
これは完全に個人的な憶測なのですが、海外企業であれば、水深3メートルまで大丈夫ぐらいの規格を記載すると思います。しかしながら、軍用に展開している日本企業の立場を考えれば、厳しい基準で記載をしないと万が一の事故のときの責任問題を免れる為と思われます。
構造を見た感じだと全く水深1〜3メートル程度は問題ないように見えます。
4.防滴
100%ニトロゲンガスが入れられているので雨などで急に湿度が上がった場合や急な気温の変化でもレンズが曇らないようになっています。
これが軍用として2番目に重要な機能だと思います。
高高度での使用や、熱い野外から急に室内に突入した時に外気と単眼鏡の内部の気温差で曇ることを防げます。
5.原産国:日本

双眼鏡、単頑強に限らず日本ブランド、日本メーカでも日本の向上で生産している商品は少ないですね。完全に純日本製かは不明です。
ただ会社案内にレンズ製造から最後までも自社工場で製作していると記載していたので、純日本製の可能性がたかいですね。
6.アイレリーフの調整
接眼レンズ部分、アイピースの部分ですが、ラバーのヘリが付いています。これは外側に折り込めば、接眼レンズと目の距離を近づけメガネユーザーでも問題なくしようすることができます。
7.ミルスケールの調節。
100/100のミルスケールがレンズに書かれていますが、対象物(ターゲット)へのピントとは別に、ミルスケールへのピントを合わせる必要があります。
ミドルクラス以上のライフルスコートではここの部分で調節出来る物が多いです。
赤い部分はズームです。倍率を変更するリングになります。青い部分がレティクルのフォーカスを合わせる部分になります。ここも回すと引っ込んだりでっぱたりします。
TAC7-28はミルスケールのピント調整はできません。これはちょっとマイナスポイントですね。1万円を切る価格ではあまりハイスペックを求めるのはなんせんすかもしれませんね。
8.レンズコーティング
フルマルチと記載されています。フルマルチコーティングです。安い双眼鏡、単眼鏡の場合は、レンズの一部にコーティングをしている場合あります。対物レンズのみにコーティングをしている場合などがあります。
当然、複数ある内部のレンズにすべてにコーティングをすると、レンズのクオリティーは上がりますが、当然製作費用も向上します。
9.100%ニトロゲンガス充填の完全防水双眼鏡です。
こちらもミドルクラス以上の双眼鏡、単眼鏡には細かい違いがあるものの窒素ガスが入れられています。
何の為かというと、レンズが曇らないようにする為です。
気密性高いため、単眼鏡と外気との温度差や湿度差で、レンズが曇ってしまいます。
メガネでよくありますよね。。。。。笑
山岳地帯などで使用すると外気が低下して曇る可能性があります。
鞄の中から取り出しときも外気との差で曇る可能性があります。
屋外から室内、その逆の室内から屋外に移動したときもレンズが曇る可能性があります。
水中で使用から上陸して浜辺でしようする場合などなど
問題視されるのは単眼鏡の気密性です。窒素ガスが単眼鏡から漏れでてしまってはもともこもないですからね。
ユーザーの使用報告では標高2000メートル級の山ではガスの漏れは確認されないとの事です。
外傷による亀裂でのガス漏れは、軍用双眼鏡では考えににくいと思います。
10.サイトロンジャパンのミル(ミルスケール)入り軍用単眼鏡・双眼鏡
11.他ブランドのミル(ミルスケール)入り軍用単眼鏡・双眼鏡
アメリカブランドのボルテックスのレティクル入り単眼鏡です。新参入の軍事メーカーですが新しいアイディアもたくさん取り込まれています。
レティクルも特徴的で、右下に距離ごとに異なる人のシルエットが記載されており。
今までレティクル以上に直感的に距離の測定ができるようになっています。
日本の軍事メーカーのサイトロンジャパンのミル入り単眼鏡です。日本の最大の軍事光学メーカーです。ライフルスコープやダットサイトや双眼鏡は警察、自衛隊、特殊部隊、御用達信用できるメーカーです。
3.おすすめのミル入りの軍用双眼鏡はこちらです!
国内で購入できるミル入り単眼鏡は以上になります。選択肢が少ないですね。。。でもミル入り双眼鏡もありますので、こちらもご覧ください。
https://spottingscope.biz/mil_military_binoculars/